令和2年度 大江まちづくり住民協議会 事業計画
地域に根ざした協議会活動を着実に積み重ねて、住民のみなさんに認知され信頼される組織とならなければなりません。
大江地域の人口は約4,200人と過疎化は一段と進行し、高齢化も相まって、自治機能の維持さえ危惧されるなど厳しい状況となっています。
協議会として住民の生活に根ざした課題を常に聴取し、テーマを定めて研修会などを開催して課題解決に向けた取り組みを進めるとともに、「大江を元気に」する事業を取り組みます。特に、住民自治の基盤である大江地域自治会長会との連携を強め活動を推進するとともに、地域づくりなど取り組まれている組織やグループと、その独立性を尊重した上で連携や支援する活動を進めます。また、ホームページの充実や広報誌の発行により、地域活動の情報発信や協議会活動への理解、参加促進をめざします。
取り組みの主体となる部会活動においては、それぞれのテーマと活動の展開に沿った体制の強化を図り、実行プランを確定し、事業の実施や課題の調査研究を進めます。
また、昨年、商工会から引き継いだゴミ収集日付きカレンダーについて、本年も発行を予定しておりますので、協賛のご協力をお願いします。
1 大江まちづくり住民協議会の体制の強化
〇 迅速かつ統一した活動のため、進行管理や調整を行う常任委員会を充実する。
〇 各部会は、必要な部会員を確保し、課題解決に向けた活動を進める。
〇 ホームページや協議会ニュースなど情報発信の充実を図る。
〇 焦点的に取り組みを必要とする場合は、プロジェクト会議を設置する。
〇 2期4年が経過するなか、原動力となる部会のあり方についての検討を行う。
2 大江地域が元気になる事業の実施、支援
〇 酒呑童子祭り、その他の地域振興イベントを支援する。
〇 地域内で活動する諸団体や実施される事業を支援する。
〇 まちの将来を見据えた振興大会やシンポジウム等を実施する。
〇 出身者など地域や活性化を支える方との交流の場を設け、情報提供を強化する。
〇 由良川などを利用した事業を取り組み、水辺への意識を醸成する。
〇 部会活動を中心に、世代間や地域間の交流事業を実施する。
3 大江地域の諸課題を考え、課題解決のために必要な事業の実施
〇 課題を把握し共有するため、地域や年代、テーマごとの懇談会等を開催する。
〇 各部会でテーマを持ち、継続的な調査、研究、実践を行う。
〇 先進事例を地域に活かすため視察研修を実施する。
〇 若い発想の地域づくりや専門的な技術を取り入れるため、大江高校、福知山公立大、京都工芸繊維大などと連携した取り組みを行う。
〇 川エビや地元農残物の加工品など地域特産物の研究開発を推進する。
〇 川や水辺を活かした賑わいの生まれる拠点づくりを推進する。
4 部会の活動
(1)農業・観光・地域経済活性化部会
〇 耕作放棄地などの農地を借り受けサツマイモの栽培を行い、子どもたちによる収穫体験や試食会を実施する。
〇 竹チップを復活させるとともに、竹細工などを研究する。
〇 大江山の自然と鬼伝説、元伊勢、由良川など大江地域の魅力をアピールし交流人口の拡大を図るため、既存事業との連携やPR活動を行う。また、大河ドラマを活かしたツアーの開催や大江山鬼面隊の創設をめざした取り組みを行う。
・大江山鬼面隊の結成、ダンボール鬼面教室の開催
・大江のPR動画の作成
・大江フィルムコミッションへの協力
・川まちづくりの研究
・御朱印ツアー
・どぶろく特区の活用
〇 地域特産物やみやげ品を紹介した「ふるさと産品カタログ」を活用し、各大江会や大江高校同窓会員などに協力依頼し、販路の拡大を図る。
〇 京都丹後鉄道や大江観光、鬼和味などとの連携によるコラボ事業を取り組む。
(2)定住・交流拡大部会
〇 移住・定住の促進に向け住み良い大江町をアピールする活動やUターン広場、定住促進住宅などをアピールする。
〇 河守上地区が指定されている移住促進特区の有利な補助制度をPRするなど、移住・定住の促進に向けた活動を行う。
〇 大江町に移住された方と交流を行うなどにより、地域内外からの意見、提案を情報収集し、有効な方策を探る。
(3)教育・文化・スポーツ交流部会
〇 5月に新緑を浴びながら大江中学校を拠点にして、有路上地区の藤が見ごろの才ノ神の藤公園で楽しみ、普門寺の大きな房の白藤やツツジ、サツキなどの花をめでながらウォーキングを楽しむ。【中止】
〇 公式ワナゲは誰でも簡単に参加できると好評であり、令和2年度も実施する。
〇 令和2年度から小学校でプログラミング教育が必須となることから、大江高校の協力を得て今年も夏休みに小学生を対象としたIT教室を取り組む。
〇 カヌー体験教室も夏休みに実施しているが、今年から京都府の主催事業でなくなる。カヌー教室の開催はまち協主催となり、事故等の責任を負うこととなるが仮に重大事故となればまち協だけでは対応できない。人気がある事業を継続するためには、京都府や福知山市に共催してもらうことや補助金など財源を確保いただくことが前提となる。要望を行い、その状況により今年度の実施の可否を判断したい。
〇 秋には堤防ウォーキングを実施するが、由良川の洪水で内水による浸水被害が続いており、関心の高い公手川河口付近の対応計画について、関係機関からの説明を依頼する。
〇 12月には毎年行っている、ちぎり絵による干支の年賀状作りを教わる。
〇 節分には、ふれあい餅つき大会、豆まきなどの取り組みに、親子3代や友達同士などが元気な姿を見せてくれている。毎年多くの人の参加による国道沿いでの餅つきは、賑やかなイベントであり「大江を元気に」を広くアピールすることができる。
(4)安心・安全環境拡充部会
〇 過疎地域の交通手段確保のため、国の制度改正などの情報を収集し、大江に適した有償運送などの研究を行うとともに、できるだけ早期の実施をめざすため、試験的な一定の区域での取り組みも可能性を探りたい。
〇 京都丹後鉄道や市バスなど公共交通機関の利用促進をめざす事業を実施する。
〇 防犯協会や交通安全協会などが行う事業に協力支援する。
5 福知山市等との協働事業の推進
〇 協働事業は、その目的の内容によりそれぞれの役割分担を明確にして取り組む。
〇 大江地域自治会長会や観光協会大江支部の庶務事務を試行実施する。